ノア式予習シリーズ学習法 5年理科 雨と雲 中学受験専門プロ個別指導塾ノア
雨と雪はどうやってできるのでしょうか?
海や池などの水が気温で蒸発して、空気中に水蒸気が常に発生します。
水蒸気が発生すると、温かい空気は上に上に行く性質があるので上昇していきます。
これを上昇気流といいます。
上昇気流により空に水蒸気が集まる途中で、
雨や雪の核となるちりやホコリなどに水分が付着します。
核に水分が付着したものを「雲つぶ」といいます。
この雲粒(くもつぶ)が集まって上昇気流の押し上げる力よりも
雲粒の重さが重くなると雨として降ってきます。
降った雨の量を雨量といいます。
雨量は降った雨が地面にたまった量で表し、
単位はミリメートル(mm)で表します。
テレビの天気予報などで、「降水量が20ミリの雨です。」などと報道されることがありますが、
それは、地面にどれくらいの水がたまっているのか、を数字であらわしたものです。
また、雨量を計る道具には雨量計と雨量ますがあります。
雨量計は、小学生向けの科学雑誌によくついてくるので、
みかけたことがある人も多いかもしれません。
雨の日にベランダや屋上に雨量計をおいておき、
一時間後にどのくらい雨がたまっているのか、みてみるとよい体験になるでしょう。
もっとも、最近は、ゲリラ豪雨といって、かなり沢山の雨が短い時間に降るので、
夏場は早く雨量計を回収しないと、雨量計自体が流されてしまって、
観察できなくなってしまうかもしれません。