開成中学校の合格の傾向と対策
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- 法人
- 学校法人開成学園
- 所在地
- 〒116-0013 東京都荒川区西日暮里4丁目2-4
- TEL
- 03-3822-0741
- 在校生
- 中学 900人 男女比 男100%
- 創立
- 1871年
- 校長
- 柳沢幸雄
- URL
- http://www.kaiseigakuen.jp/
開成中学校の特徴
校章に象徴される「ペンは剣より強し」が相応しい東大最多進学校として、
その地位を確立している学校です。
そのほかに、医学部のへの合格率も他に追随を許さない合格者数を出しています。
また、進学校としてのイメージばかりが先行しがちですが、心身共に向上させることも
欠かさずに力を入れているため、運動会や秋のマラソン大会、筑波大附属とのボートレ
ースなど伝統行事が印象的です。授業カリキュラムは6年間通じてどの教科も偏り
なくどの教科も偏りなく総合的に編成され、特に自主性を重んじる校風からか、日々の授業
の習熟を重視しあまり補習などの追加学習の時間をあまり設けない様子。そのため、保護者の
間では入試を終えたばかりなのに、もう入る塾の話で持ちきりになることも多いとか・・・
開成中学校の授業カリキュラム
習熟度別のクラス編成はせず、日々のホームルームによる授業を重視しています。
学校独自の自主教材を授業で使うことが多くこの自主教材の質の高さが評判です。
授業の進捗具合は教科によってまちまちで、数学は中学3年の時点で高1を終了す
る程度まで進んでいるが、国語や英語は、中学の段階では文法などの基礎学習を
重視しあまり先取り学習をしません。中学1~高1までは全生徒共通の授業が多く、
高2ごろから受験を意識した文系・理系の授業選択が分かれはじめ大学受験に応じ
た授業に切り換わります。
開成中学校の学内情報
運動会は強烈だと評判である。入学時に運動会に向けた「体力トレーニングメニュー」
が配られるほど熱心に行われる。運営も生徒が一年前から自主的に準備し運営します。
開成中学校の入試倍率(平成28年度)
試験日 :平成28年2月1日
出願者 :1211人
受験者 :1131人
合格者 : 396人
倍 率 : 2.9倍
入学者 :
満 点 :310点
全体平均:183.8点
合格者
平均点:214.5点
最低点:196点
開成中学校の国語の傾向
入試試験85点/50分
男子は国語嫌いが多いだけに最も苦しむ教科でしょう。長文記述は分量が多いので、
普通に塾のカリキュラムでは対応しきれないはず。国語に苦手意識の強い受験生は、
正しい日本語の文が書く習慣を身に付ける必要があります。
開成中学校の国語の対策
説明文、物語文、随筆文が出題されます。記述問題は、50~150字前後の問題が
出題されます。心情把握力、文の構造理解力が正確な読解力が求められます。かなり
の長文問題なので、事務処理能力も問われます。記述問題中心なので、150文字前
後の記述学習を日常からやってください。出題される文章の形式・テーマが年度によ
ってよく変わり超長文が1題の年度もあれば2題の長文のこともあるので、入試当日
は、問題に取りかかる前に、全体の出題形式を確認する必要があります。近年の出典
は、永井龍男・室生犀星・高見順と、頻出の作品ではない作品から出題されています。
さらに、近年の記述問題は、「自らの経験に基づいて考えをまとめる」力を要求され
ています。開成は、出題傾向が一貫しておらず。色々な文章を多く読み、出典のテー
マは幅広く視野に入れ、どんな形式の出題にも驚かないようにしておく必要がありま
す。また、記述問題対策では、正確に自分の主張を正しい日本語で整理して書く力を
養いましょう。
開成中学校の理科の傾向
入試試験 70点/40分
平成22年度は「振り子の問題」や、「日蝕」の問題などが出題されています。ユニー
クな出題傾向ですが難易度は標準程度です。知識問題と実験から理科的な応用力を問
う問題や、記述問題などバリエーションは豊富です。理科的思考力がいかにバランス
よく備わっているかを見ようとする出題者の意図が見て取れます。
開成中学校の理科の対策
上記のように、出題形式は選択式や記述式など他上位校にも見られるように非常にバリ
エーション豊富になっています。ただ、塾のテキストなどを活用すれば十分対応できる
レベルでしょう。基礎から、標準的なレベルの出題が多いといえます。平成22年度に
おいて、生物からは植物や人の受精に関する問題などが出題されています。天体は非常
によく出題されています。解答と解説の部分は必ず読み込むようにしてください。記述
で役に立つ語句などは必ず覚えていきましょう。基礎から標準問題の知識の積み上げが
開成中学校絶対合格には非常に重要です。
開成中学校の社会の傾向
入試試験 70点/40分
知識問題と記述問題がバランスよく出題される傾向にあります。他上位校と似たような
出題傾向です。また、地理・歴史・公民とバランスのいい出題が見受けられます。社会
に関してのレベルは基礎から標準レベルです。それほど難解なものは見られないでしょ
う。基礎学力を試すセオリーな出題傾向といえます。
開成中学校の社会の対策
具体的に、平成22年度は1909年度の治安維持法に関する問題や、「日本国憲法の
三原則」からの知識問題や、年齢層ごとの男女別人口構成に関するグラフの問題などが
出題されています。
グラフや表がよく公民では出題されていますから、意識をするようにしてください。知
識的には基礎から標準程度でしょう。しっかりと普段からの学校や塾での学習を大切に
していれば、結果に必ず反映されていくはずです。また、全科目にいえることですが過
去問題も大切にするようにしてください。問題のレベルや頻出の分野が確実に理解でき
るはずです。時代背景も文脈を読むために必要ですからしっかりと教科書で把握してい
きましょう。知識問題を大切にして、時代背景をしっかりと捉える学習が開成中学校絶
対合格には必要になります。