桐朋中学校の傾向と対策
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- 法人
- 学校法人桐朋学園
- 所在地
- 〒 186-0004
東京都国立市中3丁目1−10 - TEL
- 042-577-2171
- 在校生
- 中学 男811人
- 創立
- 昭和16年
- 学校長
- 片岡哲郎
- URL
- http://www.toho.ed.jp/
桐朋中学校の特徴
自主性を重んずる学校で、「自主的態度を養う」「他人を敬愛する」「勤労を愛好す
る」の三つを教育理念の基盤としています。多摩地区では唯一と言っていい超難関校
として、地域の男子の人気を独占している学校です。様々な課外活動を行うのが特徴
的で勉強だけに囚われない多芸な学生がたくさん在校しているのも有名です。自主性
を重んずる校風からか、学校側から勉強を強制することは一切なく、むしろ地域や社
会の協調性の方を厳しく指導する傾向にあります。そのため、他の有名進学校に比べ
ると浪人率が高く、むしろ運動部で頑張っている生徒の方が現役合格率高いとの噂も
あるくらいです。したがって、入学後は大学受験の学習計画をご家庭で立ててコツコ
ツと準備することをおススメします。
桐朋中学校の授業カリキュラム
週34時間の授業で土曜日も4時間授業があるなど、授業時間は比較的長い。基礎学
力の充実に重点を置いているため、文系・理系といった選択授業やコース分けに囚わ
れない総合的な学習を進める学校です。日々の授業の質は他の有名進学校に負けず劣
らず高く、独自の教材は保護者の関心を引くほど興味深いものが多い。総合的学習や
体育の授業にも力を入れており、1年かけて練習する音楽会や山登り、縄跳び教育など
独特の指導方法で教育が行われています。しかし、進路指導自体はないわけではなく、
個別ガイダンスを設けるなど大学受験を視野に入れたフォローも充実しています。
桐朋中学校の学内情報
中1・中2の10月にクラス日と言う行事があり、委員が中心となって生徒による行
事が行われる。つり、ボウリング、そば打ちなど自由な発想で企画してよいことにな
っています。縄跳びの英才教育は有名で生徒の中では3重跳びを跳ぶのは当たり前。
後ろ4重跳びができる生徒もたくさんいるぐらい盛んに行われています。
桐朋中学校の入試倍率(平成28年度)
試験日 :第1回2月1日 第2回2月2日
出願者 :第1回411人 第2回672人
(2回とも出願281人)
受験者 :第1回379人 第2回512人
合格者 :第1回132人 第2回202人
倍 率 :第1回2.9倍 第2回2.5倍
入学者 :
満 点 :320点
全体平均:第1回189.6点 第2回207.0点
合格者
平均点:第1回221.8点 第2回240.2点
最高点:第1回 第2回
最低点:第1回204点 第2回221点
(63.7%) (69%)
桐朋中学校の国語の傾向と対策
入試試験100点/50分
文章の長さは相対的に見て少なく感じるはずです。テーマ自体も他校と比べ難解なテ
ーマを取り扱うことはありません。また、解答形式は、記号選択式と記述式になりま
す。しかし、作問者自体が、生徒一人一人どこまで登場人物の心情を深く読み取れて
いるのかを見ようとするような出題傾向が見られます。そのため、総じて難易度に関
しては高いといえます。
それぞれの校舎において独自の問題傾向が見られますが、本校は特に深く筆者と出題
者の意図を汲み取らなければ解答にたどりつくことは困難でしょう。本質的な読解力
を問われます。
選択問題の選択肢自体は短く感じるはずです。しかし、深く理解せずに自分の解釈で
問題に当たってしまったり、出題者の意向を汲み取らずに解答した場合には正答しな
いでしょう。出来る限り、傍線の前後のみ読むのではなく全体から文意を把握するよ
うにしましょう。時間は比較的長く使えるので焦らずに、読み解きます。過去問題で
何度も訓練することにより出題者の意図が透けて見えてくることがあります。出題者
の意図は、答案の解説部分に色濃く出てきますから、大切にするようにしてください。
また、記述問題も文中の言葉と自分の言葉をうまく織り交ぜて、相手に伝わる文章を
書くように心がけてください。語彙力ももちろん徐々に増やしていきましょう。徐々
に、読解力を鍛えていく胆識力が桐朋中学校絶対合格へファクターになります。
桐朋中学校の算数の傾向と対策
入試試験100点/50分
入試試験100点/50分
本校においては、計算問題が安定的に出題されています。また、難易度に関しても基
本から応用まで出題されていて標準程度になるでしょう。平面図形を重視している点
に関しては、上位校に共通になります。また、平面図形に関しては、よく考えられて
作られた問題が出題されるでしょう。応用レベルまでの学習を覚悟する必要がありま
す。
算数が得意でなければ、基本からもちろん入っていきましょう。教科書レベルの教材
や塾の基本教材が適切でしょう。出題数の多い、平面図形に関しては基礎から応用ま
で学習するようにしてください。また、計算問題は4題から6題程度出題されていま
すが、確実に得点できるようにしてください。
以下を参考にしてください。過去10年間の問題を分析したグラフになります。
過去10年間の問題を分析したグラフ
過去問題に分からないうちからでもいいので5分程度考えたら答えを見るという学習
方法も取ることが出来ます。解答と解説を体にしみこませるつもりで学習しましょう。
算数が得意な生徒であれば、応用問題で差をつけましょう。立体切りなどの応用問題
に関して早めに手をつけて、条件整理や場合の数をすばやく解くようにしてください。
基礎から応用までいかにバランスよく学習していくかどうかが、桐朋中学校絶対合格
への鍵になります。
桐朋中学校の社会の傾向と対策
入試試験 60点/30分
問題数は比較的多いと感じるはずです。前半は基礎的な問題が出ますが後半に行くほ
ど難易度が上がる傾向にあります。大問題は3問で地理・歴史・公民の中からの出題
になります。出題は各分野から、バランスの良く問われています。特に国内外の貿易
問題が出題されています。特化した学習が必要です。
問題数が多いため解ける問題から解く必要があります。また、国内外の貿易の問題が
多数出題されています。先に過去問題でどういった問題が出るのか解くことで慣れる
ようにしてください。また、公民では国会からの出題が見られます。全分野、バラン
スよく学習するようにしましょう。また、資料や統計からの出題が散見されます。資
料集を副教材として手元に置く、またテキストを利用して統計問題を多く解くように
してください。過去問題を使いバランスよく分野を攻略してくことが、桐朋中学校合
格につながるでしょう。