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浅野中学校の学校説明会

平成26年10月20日
 
浅野中学校学校説明会
 
司会:佐藤教諭(英語科)
 
 
 
¶1. 本校の教育方針・理念について
 
学校長:阿部義広
 
学校施設に関して、今年5月に図書館が新設し、11月に打越アリーナが完成する。
 
図書館には“清和書林”を掲げ、浅野文化の発信・醸成の源泉の場とし、人間教育の面も育てていく。
 
また自由なクラブ活動や学校行事を通して、
 
授業では学べない人の交わりなど多くを学んでもらっている。
 
 
・英語教育とグローバル人材
 
 広い視野を持ち、自分で考えていることを人に伝えられ、他者の立場を尊重する中で、
 
失敗を恐れず、新しいことに挑戦し、
 
また豊かな感受性を持ちながら自分自身に自信をもてる人材を育成している。
 
そのようなたくましく、そして他人に思いやりを持てる生徒を作ることを自負している。
 
 その一環として英語教育を柱にグローバルな人材を育成するため、
 
英語力・語学力に力を入れている。
 
 
方針として、
 
 
1実践的な英語 2国際感覚 3コミュニケーション能力
 
 
を身につけてもらう。
 
ハード面ではコンピューター教室(ATRホール)で日常的な英語の訓練をし、
 
希望者は海外の研修などに参加してもらっている
 
(Stanford Uni. 21名参加「ものづくりプログラム」。最終日に英語でpresent)。
 
「人間をつくる」を忘れないで、
 
本校独自のグローバル人材を作っている。
 
その他に、教養講座(Debatteの同好会、数研など)も行っている。
 
 
 
 
¶2. 平成27年度入学試験について
 
教務部長:前田渉
 
1 募集要項について
 
(1) 募集人員 男子270名(45名×6クラス)
(2) 受験料 25,000円
(3) 出願期間 平成27年1月9日(金)~16日(金)
(4) 提出書類 入学願書と受験票
(5) 入学試験日 平成27年2月3日(火)
(6) 合格発表 平成27年2月4日(水)午前9時~(掲示発表のみ)
(7) 入学手続 平成27年2月4日(水)に入学金250,000円を現金で支払う
(8) 入学説明会 平成27年2月14日(土)
(9) 学費について(省略)
 
 
2 受験者動向 過去4カ年(実質倍率は2.6~2.7倍程度)
 
平成23年度 655名/1684名(名目倍率7.33倍 実質倍率2.57倍)
平成24年度 650名/1727名(名目倍率7.66倍 実質倍率2.66倍)
平成25年度 625名/1634名(名目倍率7.17倍 実質倍率2.61倍)
平成26年度 610名/1557名(名目倍率6.90倍 実質倍率2.55倍)
 
※繰上合格者は年度によって違いが生じる(平成25年度 0名、平成26年度 20名)。
 
 辞退者は早めに連絡してほしい。繰上合格は電話連絡を行う。
 
掲示合格者と繰上合格者との点差は1~2点内(400点満点)。
 
 
 
3 掲示合格者 最低点(400点満点)
平成23年度 267点(66.7%)
平成24年度 249点(62.2%)
平成25年度 240点(60.0%)
平成26年度 227点(56.7%)
 
4 平成25年度・26年度4教科合計点
平成25年度 240点前後(220~230点) 301名
平成26年度 230点前後(217~236点) 336名
 
※合格最低点の20点の得点内に全受験者の5分の1がいる(1点の内に15人ほどいる)
 
 
5 試験の時間割・教科・配点
 
 
1時限目(08:45~09:35) 国語(50分) 120点
2時限目(09:55~10:45) 算数(50分) 120点
3時限目(11:05~11:45) 社会(40分)  80点
4時限目(12:05~12:45) 理科(40分)  80点
 
※休み時間20分(5分前着席)
 
 
6 合否の判定方法
 
 
(1) 入学試験の4教科合計点で決定
 
面接試験はなし。
 
試験中の不正行為は監督者の証言で判断するため、受験者には一切伝えない。
 
 
(2) 合計点が同点の場合は、算数・国語・理科・社会の順で得点の高い方を上位とする
 
(平成26年度は226点から繰上を出している。同一得点内の20名から)。
 
 

7 教科ごとの受験者平均点
 
 
   平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度
国語   74.6     67.2    75.6     75.8
算数   81.8     65.5    55.4     58.4
理科   52.2     57.4    48.9     46.6
社会   45.3     43.1    45.3     35.5
 
 
8 教科ごとの受験者得点率
   平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度
国語   62.2     56.0    63.0     63.2
算数   68.2     54.6    46.2     48.7
理科   65.3     71.7    61.1     58.3
社会   57.0     53.9    56.6     44.4
 
 
9 教科ごとの合格者平均点
   平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度
国語   84.0     76.4    85.2     84.4
算数   94.0     85.0    70.6     73.1
理科   55.9     63.7    54.6     51.4
社会   55.5     52.3    55.0     44.7
 
 
 

10 教科ごとの合格者得点率
   平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度
国語   70.0     63.7    71.0     70.3
算数   78.3     70.8    58.8     60.9
理科   69.9     79.6    68.3     64.2
社会   69.4     65.4    68.7     55.9
 
 
11 受験者と合格者との教科ごとの平均点の比較
   平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度
国語    9.4      9.2     9.6      8.6
算数   12.2     19.5    15.2     14.7
理科    3.7      6.3     5.7      4.8
社会    9.9      9.2     9.7      9.2
 
国語・社会に大きな変化はない。
 
一方で理科と算数は得点差が大きくなっている。
 
この3年間は考えて解く問題を出題し、難易度が上がっている。
 
12 平成26年度国語・算数の合計点における受験者と合格者数の比較
 
(合格者の割合)150点以上の得点 90%以上合格
        140点以上    60%以上合格
(平成25年度)140点以上     66%以上合格
 
 
 
2科目の得点率の影響が高く、例年前年度の入試の得点率などを参考に入学試験問題を作成している。
 
 
13 平成26年度国語問題(記述問題を重要とする方針)
 
平成25年度入試問題では、長文問題の一つとして、
 
100字~120字の意見作文を出題したが、
 
平成26年度は、長文読解2問と漢字10題に戻った。
 
平成26年度入試の記述問題は50字で、内容を説明する問題であった。
 
正答率は、大問1(小説文)が高く、大問2(論説文)が低く、
 
その差は大きかった。
 
受験生諸君の読解力は高くなっている一方、
 
誤字、脱字、文字の乱雑さで減点される受験生が増えている。
 
 
 
14 平成26年度算数問題
 
第1問 四則計算、第2問で着実に得点すること【(8)は正答率は低かった】
 

が平成26年度入試では必要条件であった。
 
正答率の低いのは第5問、第6問、第3問の順となる。
 
第5問に時間をかけすぎて、第6問まで届かなかった受験生の答案が見受けられた。
 
解ける問題を着実に解答することが重要である。
 
 平成26年度入試問題から、算数は計算用の余白を設けています。
 
15 平成26年度社会問題
 
 80点未満と40点から59点の20点の得点圏に総受験者のほぼ80%が集中している。
 
第1問 歴史の問題は正答率が高く、低くても70%以上の正答率が見られた。
 
第2問 地理の問題は歴史と比較すると10%以上正答率が下がった。
 
第3問 公民の問題は設問による正答率のばらつきが顕著であった。
 
第4問 100~120字の記述問題は50%前後の部分点を得た受験生が多かった。
     記述のポイントを明確にした出題をしている。
 
 
16 平成26年度理科問題
 
第1問 呼吸の問題、第2問 日の出・日の入りの問題は正答率にややばらつきは見られたが、
 

高い正答率であった。
 
第2問 気体の問題、第4問 電池の問題は難易度の高い問題が含まれていたため
 
正答率のばらつきが顕著に出ていた。平均点が下がった大きな要因であった。

 
 理科4分野を均等に学習することは受験生にとって負担が多いように思える。
 
17 受験上の注意とお願い
(1) 定規・コンパス・分度器等の文具は試験では使用できません。机の上にも出さないでください。
(2) 文字は丁寧に書いてください。判読不可能な文字は×若しくは減点とします。
(3) 漢字のとめ、はねの採点はかなり許容しています。
(4) 漢字指定の箇所は必ず漢字で、漢字指定でない箇所で漢字が分からなかったときは、
    ひらがなで記入してください。
 
 
(5) 教室内の時計は若干のずれがあります。腕時計をご持参ください。
(6) 試験の開始と終了はチャイムで行います。
    教室内の電波時計とチャイムが若干ずれることがありますことをご理解ください。
    チャイムが鳴ったと同時に開始となります。
    終了のチャイムが鳴っている時に記入したものはすべて不正行為とみなします。
(7) 携帯電話は、電源を切ってかばんの中に入れておいてください。校舎内での使用は禁止します。
(8) 諺や格言が記載されている鉛筆は机上に出しておかないでください。
 
 
 
18 入試に関する留意点(解散は受験番号の早い順に行う)
 
 
19 神奈川県・東京私立中学高等学校協会による私立中高入学試験と震災対応の基本方針
 
 
例 降雪などの災害によって交通機関が乱れ、試験開始時刻に影響が出る場合
 
 開始時刻・終了時刻を遅らせて、2月3日のうちに試験を行う。
 
・体調不良の場合は保健室等で受験してもらう(健康管理の配慮)。
 
その他募集要項通りの予定。
 
 
  ・試験終了後の解散方法
 
  
受験番号順で列を作って解散(30分程度の差)。
 
午後から他の学校の受験対応はしかねる。