頌栄女子学院中学校の傾向と対策
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- 法人
- 学校法人頌栄女子学院
- 所在地
- 〒 108-0071
東京都港区白金台2-26-5 - TEL
- 03-3441-2005
- 在校生
- 中学 女680人
- 創立
- 明治17年
- 学校長
- 岡見清明
- URL
- http://www.shoei.ed.jp/
頌栄女子学院中学校の特徴
頌栄女子学院はキリスト教の学校で、聖書の教えを徳育の基礎に置く。
「頌栄」という校名は神の栄光をほめたたえるという意味で、学院の特色を
あらわす。
女子にふさわしい教養を身につけさせるためには、女子だけの教育が理想と
考えている。教養とは、学力はもちろんのこと、高雅な品性や豊かな国際感
覚の涵養、社会のために貢献奉仕できる人格の形成を指す。そして、将来そ
の教養が社会に出て活かされることを目標にしている。
頌栄女子学院中学校のカリキュラム
教育内容
・土曜日を休日、日曜日には教会に出席するように奨めるため、5日で1週間の
授業を行う。
・中学校・高等学校6年間を通しての一貫教育を行なうため、英語・数学・国語
など、科目によっては中学校の授業で発展的な学習内容が多く採り入れられる。
・聖書の時間や、英語や数学の授業時数が標準よりも多いことが特徴。
・英語と数学(一部学年)の授業は中・高とも少人数習熟度別の特別クラス編成。
コース制の採用
・高等学校1年までは全員同じカリキュラム。
・高等学校2年からは文科コースと理科コース。
・高等学校3年では理科コースが二つに分けられ、主要科目を中心とした受験講
習があり、進路に合わせて自由に選択することができる。
頌栄女子学院中学校の入試倍率(平成27年度)
試験日 :第1回 2月1日 第2回 2月5日
出願者 : 363人 571人
受験者 : 340人 406人
合格者 : 133人 118人
倍 率 : 2.6倍 3.4倍
入学者 :
満 点 :400点(国語・算数・理科・社会各100点)
合格者
平均点: 234.8点 236.4点
最高点: 310点 277点
最低点: 214点 218点
頌栄女子学院中学校の国語の傾向と対策
配点:100点 試験時間:40分
大問:2題
長文の読解問題(2題程度)を中心に出題。説明的文章の出題では、正確な文法、
および、厳密な論理に基づいて筆者の意図を的確に把握する客観的読解力を、また、
文学的文章の出題では、それまでの受験生の生活体験に支えられた鑑賞力、延いて
は想像力、創造力、表現力等を主に問うことを、そのねらいとする。
国語力は、あくまでも読解力と表現力と考える。そのために最低限必要とされる文
法力、語彙力、教養を問うことは当然だが、必要以上に知識偏重の出題をする意図
はない。生活体験、読書体験等を豊かにし、それを積極的に言葉で表現すること、
また、できるだけ数多くの文章にふれ、より速くより正確にその趣旨を読み取る訓
練を継続することで、付け焼き刃ではない実力を養うこと。
頌栄女子学院中学校の算数の傾向と対策
配点:100点 試験時間:40分
大問:5題
分野:計算問題、文章題、図形問題などを出題。その中には解答に至るプロセスの
説明を要求する問題もある。
その際、速く正確な計算力が身についていること。
図形をイメージする力が身についていること。
問題文を的確に読み取る力が身についていること。
自分の考えを相手にわかりやすく説明する力が身についていること。
以上の4点を特に重視して、受験生の日々の学習の成果が評価できるような出題。
問題を各種パターン化して覚えて解くのではなく、その過程ひとつひとつを明確
に理由付けして解答に至る姿勢を大切すること。
頌栄女子学院中学校の理科の傾向と対策
配点:100点 試験時間:40分
大問:生物的、化学的、地学的、物理的、以上の4つの分野から出題。
どの分野も、基本的な問題を中心に出題されるので、教科書等の基礎的事項の徹
底理解が必要。ただし、単なる知識ではなく、科学的な思考力、計算力、表現力
を問うことをねらいとするので、教科書の学習事項をただ暗記しただけでは対処
できない。
科学的な思考力とは、与えられたデータや条件を基に、類推したり、まとめたり
していく力。表やグラフの取り扱いには十分に慣れておく必要がある。また、自
分の考えを正確に表現する力をみるために、記述式の問題も数多く取り入れてい
る。そのような問題では、選択式の問題のようにあやふやな状態でも解答できる
ものではない。さらには、最近の科学に関するニュース等にも、日頃から十分関
心を持つよう心掛けること。
頌栄女子学院中学校の社会の傾向と対策
配点:100点 試験時間:40分
大問:4題
時事問題を切り口とした総合的な問題を出題。そして、各設問では基本的知識を
基にした思考力や記述力、また、図表や資料等から必要な情報を読み取る能力を
特に重視。
基本的な地名や人名その他の社会科用語については、必ず正しい漢字を使って書
く。毎日の世界中の出来事に目を向けて、新聞やテレビで伝えられることがこれ
まで学んできたこととどのようなつながりを持つのか、自ら考える習慣も大切。
時事的な問題が常に家庭の中で話題になる、そのような社会問題に対する積極的
な意識づくりまで期待。