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ノア式予習シリーズ学習法 5年理科 音が出るとき

止まった水に触れると、ふれた場所を中心にして波が広がっていきます。
 
音が聞こえる時にもこれと同じことが起きているのです。
 
たいこをたたくと、たいこに貼られている皮などが振動します。
 
この振動は空気を震わせて波のように広がっていきます。
 
この空気を伝わる波が耳に届くと音がしたと感じることになります。
 
このように音は空気を震わせることで発生するのです。
 
しかし、私たちはすべての音を聞き取っているわけではありません。
 
また、人間の耳には聞くことのできる音の範囲が存在します。
 
人間はある振動の間についてのみ聞き取ることができるのです。
 
具体的に見ていきましょう。
 
人間は、1秒間に20回以上振動すると「音」として聞くことができるようになります。
 
逆に、1秒間で2万回以上振動すると人間は「音」として聞くことができなくなります。
 
このように人間の耳で聞き取れる音は一秒間におよそ20回から2万回の振動に限られているのです。