ノア式予習シリーズ学習法 6年国語 待てば海路の日和あり
ことわざの問題です。
ことわざは、教訓を短く表したものですが、似た意味のことわざもあれば、逆に反対の意味のことわざも存在します。
「待てば海路の日和あり」
たとえ今日が出航するには向かない日だとしても、待っていれば適切な日が必ずやってくるということですね。
悪い日はいつまでも続くわけではありません。
辛抱強く待っていれば、良い日が必ずやってくるものです。
これと似た意味のことわざがあります。
「果報は寝て待て」
「果報」というのは良い知らせです。
良い知らせは自ら求めるのではなく、寝ながらでもじっくり待とうということですね。
あせってつかまえようとしてもダメだということですね。
しかし反対の意味のことわざもあります。
「蒔かぬ種は生えぬ」
種はまかねば芽は出ません。
待っているだけでは成果を得ることはできないのです。
先ほどのことわざとは反対のことを言っています。
ではどちらかが間違っているのでしょうか。
いえそんなことはありません。
世の中、一つの見方があればその反対の見方もあるのです。
どちらも正しい、この寛容さが重要ですね。