ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 意味を変えずに一文にまとめる
国語の文章読解において、文の主語、述語の関係を正しく理解し、
内容を把握することが何より重要になります。
また、一文ごとに分かれている文章をひとつの内容としてとらえる練習も大切です。
例えば、「日本のサケは世界一おいしいのです。
そして安心・安全だといわれています。
ところがいま、これを日本人が食べなくなったのです。」(5年上第1回基本問題)
この三文を意味を変えずに一文のまとめてみます。
「世界一美味しく、安心安全な日本のサケを
日本人は食べなくなってしまった。」
となりますね。このように、文章を入れ替える場合は、
「そして」と「ところが」といった接続語が
どのような関係で成り立っているのかを考えることが重要になります。
そして、この文の中の主語と述語の関係である、
「日本人は食べなくなってしまった」
という部分を正しくとらえ、
それでは、何を食べなくなってしまったのかと考えると、
ただしく文章を入れ替えられるようになります。
このような文の意味を変えず言葉を入れ替える練習をしておくと、
記述問題にも大変役にたちます。
記述問題のほとんどは、~字以内で書きなさいというように
字数制限があります。
このときに、文章の意味を変えずにまとめる力は必要不可欠なのです。