ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 長文読解のポイント
国語に苦手意識を持つ中学受験生のほとんどは、
まず、長文を読むことに対して苦痛を感じています。
だから、どのような内容が書かれているのかを考えることなく、
ただ、読み進めているだけという場合が多いのです。
これでは、問題文で聞かれていることに対して正しく答えることができません。
この部分を克服するためには、長文の種類を判断し、
どのような部分に注目して読み進めていくかを理解しなくてはなりません。
中学受験に出題される長文は
説明文(論説文)、物語文、随筆文と大きく三つに分かれます。
それぞれの注目すべきポイントについて考えていきましょう。
説明文(論説文)
これに関しては、筆者の主張がどこに書かれているのかを見つけ出し、
その理由がどこに書かれているのかという
因果関係を明らかにしなくてはなりません。
物語文
中学受験の出題においては、
主人公がある出来事を通じて成長していく様子が描かれています。
この過程の中の心情の変化を敏感に読み取らくてはなりません。
随筆文
これは、筆者の体験に基づいた考えを自由な形式で表現した文章です。
この場合、どのような出来事があってどのような考えになったのかという
因果関係を明らかにし、事実と感想、考えを分けて考えるようにしましょう。
以上が文章別の長文読解の基本になります。
それぞれの文章の特徴を正しく理解し、
ポイントにすべき点がそれぞれ違うということをしっかり理解しておきましょう。