ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 故事成語を覚えよう
中学受験の国語における、覚えておかなくてはならな
語句の知識の中に故事成語があります。
故事成語とは、昔実際にあった出来事や、
昔の人が書いた詩や文章の中にある言葉などを
元にしてつくられ、古くから伝わり、
現代でも広く言い習わされるようになった言葉のことです。
故事成語の多くは、古い中国のお話が元になっています。
だから、ことわざ、慣用句と違い、故事成語の言葉自体から
どのような意味であるのかをとらえることが非常に難しい場合があります。
それぞれの読み方、漢字を覚えると共に、
どのようなお話が由来になっているのかを正しく理解するようにしましょう。
例えば、「画竜点睛」という故事成語は、
最後に大切な部分に手を加えて、仕上げをする。
物事の肝心な部分という意味になりますが、
これは、中国の有名な画家が、壁に書いた竜の絵に瞳を入れると
たちまち、その竜が動きだしたというお話が由来になっています。
このような由来を知ることも故事成語を学ぶ楽しさでもあります。
「この言葉にはどんな意味があるのだろう」と
楽しみながら覚えていくことが、故事成語を覚える秘訣ですね。