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ノア式予習シリーズ学習法 5年算数 通過算 列車の長さの通過算

 
   
  
 通過算は進んだ距離を確認するために状況に応じて図式化しましょう。
 
  
   
 私立中学受験生のみなさんこんにちは。
 
 今回は速さの分野の通過算です。
 
 通過算は進んだ距離が、状況によって変わってきます。
 
 まずは必要な長さを図を使って確認してみましょう。
  
 
 
 (問題) 
 
 ある電車は、長さ15mのふみ切りを通過するのに6秒かかり、
 
 275mの鉄橋を渡るのに19秒かかります。
 
 この電車の長さは何mですか。
 
 
 
  (解説)
 
   電車がふみきりを通過するのに
 
      電車の長さ+ふみきりの幅=□+15m 進むことになります。
  
 
   また電車が鉄橋をを渡るのに
 
      電車の長さ+鉄橋の長さ=□+275m 進むことになります。
 
 
 
   鉄橋と踏切を通り過ぎる時の長さの差と時間が対応しているので、
 
      長さの差 275-15=260m
 
      時間の差 19-6=13秒
 
  よって、電車の速さは、
 
      260÷13=20m/秒
 
  したがって、電車の長さは
 
      20×6=120m
 
      120-15=105m ともとまります。
 
  または
 
      20×19=380m
 
      380-275=105m となります。
  
 
 
 (まとめ)
 
  単位換算は間違えやすいので、効率の良い計算を覚えるのも方法です。
 
    時速(km/時) = 秒速(m/秒)  × 3.6
 
    秒速(m/秒)  = 時速(km/時) ÷ 3.6
 
 
  それでは中学受験絶対合格を目指して頑張ってください。