ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 和歌と短歌
和歌とは、その昔、中国の詩である漢詩に対して、
大和歌の意味で使われていました。
和歌には、奈良時代までは、
五音と七音を組み合わせた
様々な形式のものがありましたが、
平安時代から、現在のような
「五音・七音・五音・七音・七音」の五句三十一音
の短歌以外は作られなくなりました。
現在では、江戸時代までの作品は和歌、
明治時代から後の作品を短歌と呼んでいます。
短歌を数える時は、「一首、二首、三首」
のような数え方をします。
中学受験に出題されるもののほとんどは、
短歌と呼ばれる明治時代以降のものです。
短い言葉の中で、作者はどのような感動を伝えたいのかを
正しく理解するためには、
作られた当時の時代背景を理解することが重要になります。
現在の私たちのような、
ものがあふれ豊かに便利になった時代と違い、
自然に親しみ、四季の変化の中に心の豊かさを見出す
短歌のすばらしさをしっかりと感じ取るようにしましょう。