ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 俳句の季語
俳句は季節を感じさせる日本独特の文学なので、
一句の中に必ず季節を表す言葉、
「季語」を入れるという約束事があります。
ただし、季語はひとつの俳句の中に
ひとつしか入れてはいけないという原則があります。
ふたつ以上いれるのは、「季重なり(きがさなり)」
と言われ、避けなくてはいけないこととされています。
また、季語は昔の暦(旧暦)をもとにして決められています。
だから、現在の季節とは結び付きにくいものもありますので
注意するようにしましょう。
例えば、「五月雨(さみだれ)」は夏の季語、
「七夕(たなばた)」は秋の季語となります。
季語を季節ごとに、自然、天文、生活、風習、
動物、植物などに分類し、まとめた書物を
「歳時記」とか「季寄せ」などと呼びます。
中学受験の国語においては、
「次の俳句から季語を抜き出し、
その季節を答えなさい」
などという問題がひんぱんに出題されていますので、
旧暦を参考に、正しい季節を覚えるようにしましょう。