ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年上第14回基本問題 問一解説
【問一】
(1)このような言葉の空らん補充問題も、
接続語の問題と同じように、
空らん前後の文章を読み比べます。
(1)の前後を読み比べると8行目「日本でいちばん広い平野にいたのだが」
「地平線を見た記憶がない」とあります。
つまり、いつでも見られる場所にいながら今まで見たことがない
ということがわかります。
この場合「今まで」と同じ意味の言葉、
ウ「ついぞ」が適切になります。
(2)の前後に注目します。
「風の臭い海など見たいとは思わない、海の向こうを見るのが好きだったから」
「見たいとは思わない」とあります。
つまり、海が好きな人は余計に風の臭い海など見たくないだろう
という筆者の考えがわかります。
だからここでは、「余計に」と同じ意味の言葉、
ア「かえって」が適切となります。
(3)は段落の冒頭にあります。
前の段落には52行目「だれもそんな雲を見ていなかった」とあり、
次の段落には「子供連れのおばさんたちに気づいてもらいたかった」
という筆者の切実な思いが表現されていることがわかります。
このことから「お願いだから」と同じ意味の
イ「せめて」が適切であることがわかります。
答え: (1)ウ (2)ア (3)イ