ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年下第13回基本問題 問八解説
【問八】
Aの理由に関しては問四、問五の答えを参考にします。
「宿かり」は、13行目から14行目
「見るとそれは自分より大きなさざえが・・・恥ずかしさを感じた」
とあるように、今まで見たことがなかった自分より大きなさざえに出会い、
それまで小さなきしゃごを馬鹿にしてうぬぼれていた自分に恥じています。
このことから、オが適切であることがわかります。
Bの理由に関しては問六、問七の答えを参考にします。
「宿かり」はこれまで自分がやっていたことが無意味だと気づき絶望し、
自分の入っていたほら貝を捨ててしまうのです。
つまり、これまでの生き方にむなしさを感じ、
これから続けることには耐えられず、ほら貝のからを捨てたのです。
「宿かり」が自ら貝がらを捨てるということは、
すなわち、死を選んだとも言えます。
このことから、イが適切であることがわかります。
ア ×
「遣り場のない怒り」とありますが、
どちらの場面でも「宿かり」は自分に怒りを感じてはいません。
ウ ×
「宿かり」は、Aでは自分を恥じ、Bでは絶望しています。
大きな貝がらを見つけなければと焦っていたのではありません。
エ ×
「常に競争しなければならない」とありますが、
「宿かり」は大きくなることに生きる意味を見出していましたが、
誰かと競走しているのではありません。
カ ×
「宿かり」が年老いたという表現はどこにも見当たりません。
答え: A オ B イ