ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 心情の理由を考える
物語文の読解においては、
場面ごとに登場人物の心情が変化します。
そして、この心情の変化には、必ず理由があります。
なぜ、そのような気持ちになったのかという部分を
正しくたどり、記述では分かりやすく書かなければなりません。
5年上第3回基本問題問三を例に挙げ考えてみましょう。
ここでは、主人公幸枝の様子、心情の理由が聞かれている
抜き出しの問題になっています。
1行目に「ゆううつであった」とあります。
ゆううつだったから幸枝は授業ちゅうに先生の話も
ほとんど耳にはいらなかったことがわかります。
そして、その理由が2段落に書かれています。
3行目を見ると「父と大げんかしたのだろう。」とあります。
そして、1行目と同じ表現で9行目に
「ますます、ゆううつになるのだった。」とあります。
つまり、この場面で幸枝は、
父と大げんかをしてゆううつな気持ちになったという、
原因と結果が読み取れます。
答え: 父との(A 大げんか)が気になり
(B ゆううつ)な気持ちで心の中がいっぱい
だったから。