ノア式予習シリーズ学習法 5年理科 しつ度計 中学受験専門プロ個別指導塾ノア
しつ度は、空気の湿り具合を表す言葉です。
地上付近の空気中には、必ず水蒸気が含まれています。
地球上にたまっていたり、植物や動物に含まれる水分が空気中に飛び出していくからです。
この空気中に含まれる水蒸気の最大量は、気温によって決まってしまいます。
気温が低くなると少なくなり、気温が高くなると多くなります。
この蒸発できる最大量に対して、どれくらいの割合が
空気中に含まれているか、というのが湿度(しつど)なのです。
湿度(しつど)が100%というのは、
空気中に含むことができる水蒸気の最大量の水蒸気が
空気中に飛んでいることになります。
しつ度を測るために使う代表的な道具を、
かんしつ球しつ度計と言います。
かんしつ球しつ度計には、
かん球という部品と
しつ球と言う部品がついています。
かん球は通常の気温を示すための物で、温度計とほぼ同じ物です。
しつ球は水を含む布に包まれていて、水が蒸発するときに熱を奪っていくため、
かん球よりも低い温度を示します。
しつ度は、かん球で測った温度としつ球で測った温度を規準に、
湿度表を使って求めます。
しつ度表上のかん球で測った温度(示度)と、
かん球としつ球の示度の差が交差した部分がしつ度となります。
測ったしつ度は%で表されます。