ノア式予習シリーズ学習法 5年理科 季節風
季節によって風向きの変わる風を季節風と呼びます。
季節風には、温度や風向きなどのさまざまな差と特徴があります。
夏には海から陸へ向かって風が吹き、
冬には陸から海へ向かって風が吹きます。
日本では、
夏には南東からの風になり、
冬には北西からの風になります。
どうして、この方向に風がふくのでしょうか。
夏は、強い太陽のひざしによって、ユーラシア大陸が暖められ、
太平洋より気温が高くなります。
暖かい空気は冷たい空気よりも軽いので、上にのぼっていきます。
すると、太平洋の空気が、ユーラシア大陸の方へ流れこんでいくため、
日本付近では南東の風がふくようになるのです。
反対に、冬は、ユーラシア大陸の方が冷たいので、
太平洋に向かって空気が流れていき、北西の風がふきます。
このように、
季節によって風が吹いてくる方向が
違っていることがわかります。
モンスーン(monsoon)は 季節風のことです。
本来はアラビア海で半年交代で向きの変わる風をさし、季節の意のアラビア語が語源です。