ノア式予習シリーズ学習法 5年理科 偏西風
風は空気の流れです。
空気はあたたまると軽くなり、上昇します。
空気が上昇する場所の気圧が低くなるので、
周りにある気圧が低い場所から空気が流れ込みます。
太陽の熱による暖められた空気は上昇し、上昇気流を作ります。
上昇した気流が起きている場所の周りでは、下降気流が発生しています。
また、風には、谷風と山風、海風と陸風、季節風、偏西風など、
いろいろな種類があります。
谷風とは、昼間、山の斜面は谷間に比べて太陽の熱を受けやすいので、
地温が上がり空気を暖め、上昇気流が起きることで、
谷間から斜面に向かって吹く風のことです。
季節風は、夏は南東から吹くことが多くなります。
この季節風はあまり強くなく水蒸気を多く含んでいるのが特徴です。
冬には強い北西の季節風が吹きます。
冬の季節風は、日本海側にたくさんの雪や雨を降らせ、
太平洋側では乾いた風になって吹き付けます。
地球の自転によって、
日本の上空には常に強い西風が吹いています。
この風を偏西風と呼びます。
これは熱帯地域で暖められた空気が気温の低い高緯度地域に流れるために起こります。