中学受験専門プロ個別指導塾ノア

ノア式予習シリーズ学習法 5年算数 仕事算が苦手な受験生のための解き方

中学受験生のみなさん、こんにちは。
 
今日は、仕事算の基本的な解き方について解説します。
 
仕事算が上達するコツは、ただひとつです。
 
それは、何を1にするのか
 
このことを明確に意識すること、ただそれだけです。
 
それでは、具体的な問題で考えていきましょう。
 

問題 
 
A1人ですると10日、B1人ですると40日かかる仕事があります。
この仕事をA、B2人ですると何日かかりますか。
 
 
 
解答
 
何を1にするのか。候補は3つあります。
 
・Aの1日の仕事量
・Bの1日の仕事量
・全体の仕事量
 
どれを1にすればよいでしょうか。
 
実は、どれを1にしても、解くことはできます。
 
仕事算が得意だ、という自信があるなら、
  
Aの1日の仕事量とか、Bの1日の仕事量を1として、
 
解いてあげても良いでしょう。
 
でも、仕事算が苦手だ、と思うのなら、
 
全体の仕事量を1
 
にするべきです。 
 
むしろ、全体の仕事量を1にして来なかったから、
 
今まで仕事算が苦手だった、とさえ言えるかもしれません。
  
でも、このページにきた受験生はもう大丈夫です。
 
今日から、仕事算をみかけたら、全体の仕事量を1にしましょう。
 
さて、全体の仕事量を1とすると、
 
Aは10日で仕事が終わりますので、 
 
1日あたりの仕事量は、1/10 といえます。
 
同様に、 

Bは40日で仕事が終わりますので、 
 
1日あたりの仕事量は、1/40 といえます。
   
ここまでくればあと1歩です。 
 
AとBが同時に仕事をすると、1日あたりの仕事量は、

二人の合計になります。
 
 
  
1/10+1/40=5/40=1/8
 
つまり、一日で全体の1/8の仕事をするといえます。
 
 
全体の仕事量は1なので、
 
8日で仕事を終えることができることがわかります。
  
いかかでしょうか。全体を1とするほうがはるかに楽に解けますね。
 
本日は、仕事算の回である予習シリーズ5年下第13回にも載っていない、
 
とっておきの解き方を解説しました。

 
それでは、中学受験絶対合格目指して、がんばろう。