ノア式予習シリーズ学習法 5年理科 熱の移動と温度の関係 中学受験専門プロ個別指導塾ノア
熱いお湯を部屋の中においてしばらくの間そのままにしておくと
お湯の温度は部屋の温度と同じくらいにまで下がります。
このように温度が異なる二つのものがふれ合っているとき、
それぞれのものの温度が変化して、
やがて同じ温度になります。
なぜこのようなことが起きるのでしょうか。
温度の異なる二つのものがやがて同じ温度になるのは
温度の高いものから低いものへと熱が移動するからです。
この熱の移動はは2つのものの温度に違いがなくなるまで続きます。
つまり、熱いお湯が部屋の温度と同じになったのは
お湯に含まれていた熱が部屋の空気に移っていき、
部屋と同じ温度になるまでお湯に含まれていた熱が移動したからなのです。
熱は、外部から手を加えなければ、
自然と温度の高い所から、温度の低いところへと移動していきます。
その結果、温度の高かった場所は、熱を手放していき、
だんだんと温度は低くなります。
逆に、周囲と比べて温度の低かった場所は、
しだいに温度が高くなります。
そして、いつしか、ふたつの箇所の温度は同じになります。
このように、
熱はものの温度を変えてしまうエネルギーの1つで、
ものから熱をうばうと温度が下がったり、
ものに熱を与えたりするものであることが分かります。
みなさん、熱の移動の仕方をしっかりと覚えましょう。