中学受験専門プロ個別指導塾ノア

ノア式予習シリーズ学習法 5年理科 熱の伝導の仕方  中学受験専門プロ個別指導塾ノア

どのようにして熱はものに伝わるのでしょうか。
 
金属の棒にマッチ棒をろうでつけて、
 
アルコールランプで金属のある部分を熱するとどうなるでしょうか。
 
それは、熱した部分の近くから順番に
 
マッチ棒が落ちていくという結果になります。
 
次に、金属の板全体にろうをぬって、
 
ある部分を熱したときはどうなるでしょうか。
 
それは、熱したところを中心にして
 
同じ中心をもつ円のような形で
ろうがとけていきます。
 
これらのことから、熱はものの温度が
 
温かいところから低いところへと順番に伝わっていくことが分かります。
 
このことを伝導と言います。
 

そこで、熱の移動を伝える手段が伝導です。
  
液体や気体は自由に動き回ることができるので対流が生じます。
 
しかし、鉄のような固体では対 流は生じません。
 
金属は熱せられた部分から順に温まりますが、
 
水や空気は熱せられた部分が移動して全体が温まります。
 
金属と水・空気では,温まり方に違いがちがいます。
  
また、私たちは経験から熱は一様には伝わらない事を知っています。
 
つまり、熱には伝わりやすいものと、伝わりにくいものがあります。
 
例えば、同じ熱量を与えても、土鍋はなかなか温まりませんが、
 
ステンレスのフライパンはすぐに温まりますよね。
 
みなさん、熱の伝わり方についてしっかりと覚えましょう。