ノア式予習シリーズ学習法 5年理科 金属のぼう張と収縮 中学受験専門プロ個別指導塾ノア
今存在しているほとんどのものは温度が上がればぼう張し、
温度が下がれば収縮します。
それは金属も同じです。
金属がぼう張するのはわずかな変化となっていますので、
大きくして観察する必要があります。
【実験】
金属の棒を熱してぼう張と収縮の観察をします。
それが分かりやすいように金属のある部分に
せんたんに針をつけたストローをつけます。
この実験の場合、ストローが右に行くと金属がのび、
左に行くとちぢんだということになります。
アルコールランプで金属の棒を熱するとストローの位置はどうなるか。
金属の棒は熱せられたことによってのびます。
よって、ストローは右へ動くことになります。
また、アルコールランプの灯を消すと金属の棒は冷えるのでちぢみます。
よって、ストローの位置は左へ動くことになります。
全ての金属で伸び方が同じではないので注意が必要です。
(例)銅・鉄・アルミニウム
銅・鉄・アルミニウムのそれぞれの長さが50cmの棒を用意します。
これらの棒を温度を100℃にして熱するとどうなるでしょうか。
銅は約0.8mm、鉄は約0.6mm、アルミニウムは約1.2mmのびました。
このことから、アルミニウム→銅→鉄の順番でのびやすいということが分かります。
みなさん、金属でのびやすさが違うということを押さえておきましょう。