ノア式予習シリーズ学習法 5年理科 星の色 中学受験専門プロ個別指導塾ノア
どうして星の色にはいろいろな色があるのでしょうか。
火星・木星などの惑星と、そのほかの星(恒星)とは色のつく理由が違います。
惑星の場合は反射光!
惑星は、自ら光を発しているわけではなく、
他の天体(太陽)の光を反射して光っています。
たとえば火星は表面に酸化した鉄(つまりさび)が含まれるため
赤い光を反射し赤く見えます。
地球を宇宙から見たときに青く見えるのも同じで、
地球が青い光を多く反射するような表面(大気と海)をしているため
青く見えるのです。
恒星の場合は表面温度のちがい!
太陽のように自分で光を出してかがやいている恒星は
表面の温度のちがいによって、それぞれ色がちがってきます。
表面の温度が高い順から、青白→白→黄→オレンジ→赤となっています。
青白色の星は表面の温度が9600℃以上となっており、
おもな恒星はスピカ、星座はおとめ座となっています。
白色の星は表面温度が7200℃~9600℃となっており、
おもな恒星は北極星、シリウス、
星座はこぐま座とおおいぬ座となっています。
黄色の星は表面温度が6000℃~7200℃となっており、
おもな恒星は太陽とカペラ、星座はぎょしゃ座となっています。
オレンジ色の星は表面温度が3900℃~6000℃となっており、
おもな恒星はアルクトゥルスとアルデバラン、
星座はふたご座とうしかい座となっています。
赤色の星は表面温度が2000℃~3900℃となっており、
おもな恒星はアンタレスとベテルギウス、
星座はさそり座とおうし座となっています。
要するに、赤い星は温度が低く、青白い星は温度が高い、と覚えておいて下さい。