中学受験専門プロ個別指導ノア式予習シリーズ 5年理科 日食
日食(にっしょく)とは太陽が月によっておおわれ、
太陽が欠けて見えたり、全く見えなくなる現象のことです。
太陽、月、地球の順に一直線に並ぶと日食が起こります。
日食は新月の日に起こりますが、いつも起こるわけではありません。
月と太陽の見かけの大きさはほとんど同じですが、
月の軌道(きどう)や地球の軌道(きどう)は楕円(だえん)であるため、
地上から見た太陽と月の大きさは変化します。
地球と月のきょりが近いと月の方が大きく見え、
この時、日食が起きると太陽は完全にかくれてしまいます。
月の見かけの大きさが太陽より大きく、
太陽の全体がかくされる場合を皆既日食(かいきにっしょく)と言います。
逆に、地球と月のきょりが遠いとき、
月の外側に太陽がはみ出して輪のように見えます。
これを金環日食(きんかんにっしょく)といいます。
皆既日食(かいきにっしょく)や金環日食(きんかんにっしょく)が起こっても、
それが見られるのは地球上のごく限られた地域ですが、
その周辺では部分日食を見ることができます。