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中学受験専門プロ個別指導ノア式予習シリーズ 5年理科 月と星座の位置

毎夜、同じ時刻に夜空を観察すると、
 
星座は少しずつ西に移動していくように見えます。
 
しかし、一年後の同じ月日の同じ時刻に見る星座の位置は、
 
一年前と同じです。
 
 
星座を作っている星は地球の公転の影響のため、
 
1日に1度西へと移動します。
 
たった1度だけの移動なのでほとんど動いて見えません。
 

 
一方、月は、地球が自転しているため、
  
東から昇って西へ沈みむように見えますが、
 
これは地球の自転によって見える「見かけの運動」…「日周運動」です。
 
同時に、月は地球の周りを約30日に一回公転しています。
 
太陽や夜空の星と違い、月だけは「本当に地球の周りを回っている」のです。
 
約30日で360度だから、1日あたり約12度です。
 
公転の方向は地球の自転や公転の方向と同じなので、
 
毎日同じ時間に月を見ると、
 
約12度ずつ西から東へずれた位置に見えるのです。 
 
 
 
このため、日が経つにつれて、
 
月の位置と星の位置はかなり違って見えます。
 
自転や公転が混ざっているので、それぞれを分けて考えた方が、わかりやすいでしょう。