ノア式予習シリーズ学習法 5年理科 2つの受粉のしくみ
花が種子を作るためには、おしべで作られた花粉が
めしべの柱頭につく受粉が行われることが必要です。
この受粉には自家(自花)受粉と
他家(他花)受粉の2つの種類があります。
自家(自花)受粉はおしべの花粉が
同じ花のめしべの柱頭について受粉するものです。
自分のおしべとめしべを使うため、受粉する可能性がとても高く、
おしべで作られる花粉の量は少なくても済むのが特徴です。
イネ・アサガオ・エンドウなどがこの受粉をする植物です。
他家(他花)受粉は自分のおしべで作られた花粉が、
他の花のめしべの柱頭について受粉するものです。
多くの花は他家(他花)受粉で受粉します。
自分のおしべの花粉を他の花のめしべに送る必要が有るため、
たくさんの花粉を作る必要があります。
おしべで作られた花粉は風や昆虫、鳥などによって
他のめしべに送られます。
スギやヒノキなどは他家受粉をする植物の一種ですが、
このような植物が花粉を大量にまき散らすことによって
花粉症が引き起こされます
受粉のしくみの違いを良く理解しておきましょう。