ノア式予習シリーズ学習法 5年理科 くきのつくり
くきとは、植物の葉や花を支える部分のことです。
くきの内部には、根から吸収した水や栄養素(ミネラルなど)を植物の体中へ運ぶための管、
維管束(いかんそく)
が通っています。
また、維管束は根から吸収した養分の他に、葉で作られた養分を運ぶはたらきもあります。
維管束は
道管
師管
とういう名前の二つの管でできています。
根で吸われた水や水にとけた肥料はの通り道として使われるのが道管です。
一方、
師管は葉が光合成することによって作られる栄養分を
必要なところに送るときに使われます。
多くの植物の場合、道管が内側にあり、
師管が外側にあるという並び順になっています。
また、道管と師管の間は
形成層
と呼ばれるものでつながっています。
形成層は植物の成長に大きく関係しています。
ここにある細胞が分裂して増えていくことで植物は成長するのです。
維管束のはたらきは、植物のつくりの中でも重要な部分なのでよく覚えておきましょう。