中学受験専門プロ個別指導塾ノア

ノア式予習シリーズ学習法 5年算数 割合の第2用法

中学受験生のみなさん、こんにちは。
 
今日は、割合の第二用法について確認しましょう。
 
このサイトでも何度も触れていますが、まずは割合の式の確認です。
  
割合は、
 
割合=部分÷全体
 
で求めることができます。
 
これの、順番を入れ替えたものが、「割合の第2用法」です。
 
部分=全体✕割合
 
これは、「部分」を求める時に使う公式になります。
 
例えば、「600円の4割はいくらか?」ときかれたら、
  
部分=600✕0.4=240円 
 
となります。
 
ただし、ノアでは、この公式は、
 
割合になれた上級者向け
 
としています。
 
たしかに、割合には第1用法、第2用法、第3用法の3つの公式があります。
 
ですが、大事なことがあって、

すべての割合は第1用法で計算できる
 
ので、なれないうちは第1用法だけ覚えればよいのです。
  

たとえば、6÷2=3 という式を、「6=◯◯」の形にすることを考えてください。
  
これは、よく数字をみて、

 
6=2✕3
 
といえますね。
 
割合の第1用法と第2用法の間にも同じことがいえます。
 
「600円の4割はいくらか?」ときかれたら、まず第1用法にあてはめて、 
  
0.4=部分÷600円 
 
としてください。 そして、6÷2=3の左右を入れ替えて、
 
0.4=部分÷600円 
  3= 6÷2

今は、3=6÷2の「6」の真上に「部分」がありますから、「6=」の形にすれば、
  6=   2✕3
 部分= 600✕0.4
 
が出てきます。
 
このように、
 
その場での応用のきかせ方をおさえる
   
ことで、覚える知識が少なくなります。 
 
割合においては、第1用法が、
30:70の法則でいうところの「30」にあたる

のです。