中学受験専門プロ個別指導塾ノア

ノア式予習シリーズ学習法 6年算数 連比の基本 

中学受験生のみなさん、こんにちは。
 
今日は、連比の計算について確認します。
 
問題
 
A:B=1:3
B:C=5:4 のとき、
A:B:Cはいくつですか?

A:B:Cのように、
3つ以上の比を求める問題を、
「連比」といいます。

連比の問題では、
 
かぶっているものに注目
 
することが基本的な考え方になります。
 
ここでは、A:BとB:Cがありますので、
 
Bがかぶっていることがわかります。
 
そこで、Bを重ねて比をかいてみましょう。
 

A:B =1:3
B:C =  5:4

3と5が上下に重なっています。
 
ここからA:B:Cを求めるには、
上と下のBの数字を同じにする
  
ことが重要です。
 
ここで、比の性質より、
 
A:B=1:3=2:6=3:9=4:12=5:15=6:18=・・・
 
と、書き続けることができます。
 
同じように、
 
B:C=5:4=10:8=15:12=20:16=25:20=・・・
 
と書き続けることができます。この中からBが同じ数になる場合を選ぶと、
 
A:B =5:15
B:C =  15:12
と書くことができます。ようやく数がそろったので、上下を重ねると、
 
A:B:C=5:15:12 となります。
 
Bのところの数字は、もともとのふたつのBの数である、
 
3と5の最小公倍数
 
になっていることに注意してください。
 
このことを理解しておくと、連比の計算が素早くできるようになるでしょう。