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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 文法 文節同士の関係 主語述語

主語述語の関係には3つあります。
 
何が どうする
何が どんなだ
何が なんだ
 
これらの関係を文章から読み取っていくわけです。
その時のコツとして、述語からさがすとわかりやすいです。
 
兄が 書いた 作文が コンクールで 入賞した。
 
修飾語がたくさんありますから、主語述語を的確に抜き出さなければいけません。
 
まずは述語を探します。
 
「どうする」「どんなだ」「なんだ」に該当する語を探します。
「入賞した」ですね。
「どうする」に当たります。
過去形なので「入賞した」となっていますが、元の形は「入賞する」ということですね。
 
これが「述語」です。
 
次に、その「入賞した」という述語に対する主語を探します。
「何が」入賞したのでしょうか?
「作文が」ですね。
 
これが主語です。
 
主語述語をまとめますと、「作文が 入賞した。」となるわけですね。
 
そして、その他の部分は修飾語ということになりますが、ここで注意が必要です。
 
1つの文章の中に、主語述語は1つと決まっているわけではないのです。
2つ以上ある場合があります。
 
兄が 書いた 作文が コンクールで 入賞した。
 
他に主語述語の関係はないでしょうか。
 
「兄が」が主語、「書いた」が述語ですね。
 
「兄が 書く」、つまり、「何が どうする」の形ですね。
 
さらにこの部分は、「兄が書いた 作文が」ということで、「作文が」を修飾しています。
 
「兄が 書いた」という部分は、主語述語でもあり、修飾語でもあるということですね。