中学受験専門プロ個別指導塾ノア

ノア式予習シリーズ学習法 5年算数 相当算 跳ね上がるボール をどう線分図にするか?

中学受験生のみなさん、こんにちは。
 
今日は、相当算の中でもやや難問にあたる、ボールの跳ね返りの問題をみていきます。
 
問題 

落とした高さの60%だけ、はねあがるボールがあります。
 
ある高さからボールを落としたところ、2回目にはねあがった高さが54センチでした。
 
元々、何センチの高さからボールを落としましたか。
 

この問題の難しいところは以下の2点でしょう。

1.見た目が理科っぽい。

2.どこを①にしたらよいかわかりにくい
 
 
理科に苦手意識があると、それだけで解きたくなくなってしまうかもしれません。
 
しかし、落ち着くことが大事です。
 
理科の知識が必要となる算数の問題は、中学受験には存在しない
 
ので、必ず算数だけの知識で解ける、と思って冷静に取り組んでください。
 
自分に自信をもてるようになるまで勉強
 
することをこころがけてください。
 
落ち着いたら、2点目について冷静に取り組みましょう。
 
当たり前ですが、実験は以下のように進みます。

 
1.ある高さから手をはなす
 
2.地面に到達 1回目のバウンド
 
3.「ある高さ」の60%まで跳ね上がる
 
4.地面に到達 2回目のバウンド
 
5.「3」の60%の高さまで跳ね上がる

なので、「ある高さ」を①と置くのが自然かな、と考えてください。
 
ある高さを①とすると、「3」の高さは、0.6〇 といえます。線分図に書くのがよいでしょう。

 
さらに、「3」の高さと同じ長さの線分図を真下に書き、1△としておきましょう。
 
相当算では線分図を上下2本書くと良いことは、すでに学習しましたね。 
 

さらにまた60%になるわけですから、下の線分図に、「0.6△」が書けるわけです。
 
これが54センチにあたります。
 
なので、下の線分図において、割合が0.6、部分が54センチ、といえます。
 
ここまでわかれば、
 
割合=部分÷全体
 
から、いつも触れているように式を変形して、
 
全体=部分÷割合 
  
を使ってみましょう。
 
詳しくは、動画で・・・・。