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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 文法 倒置

倒置です。
 
主語と述語、たいていは主語が先に出てきて述語が後に出てきます。
 
「食べたのは次郎だった。」
 
「次郎だった」が述語ですね。「何が なんだ」の形です。
ということは、それに対応する主語を探して、「食べたのは」が主語ということになりますね。
 
しかしながら、日本語では、
 
「次郎だった、食べたのは。」
 
という表現も可能なのです。
 
当然、主語は「食べたのは」です。
述語は「次郎だった」ですね。
 
つまり、主語と述語の語順が入れ替わっているのです。
 
これが倒置です。
 
倒置が行われるのは、主に強調をする時になりますね。
 
「次郎」を強調しているのです。
強く責めているようなイメージでしょうか。
 
倒置が行われると、その文章を読んだり聞いたりしている方が、「ん?」と疑問に思います。
そこで、意識が集中されるわけですね。
 
また、倒置が行われるということは、主語述語を探す時に多少の面倒を伴うということにもなります。
 
通常は文の最後が述語になります。
 
ところが、倒置が行われるとこのルールが当てはまらなくなってしまうのです。
 
文の意味をしっかりととらえながら、主語述語の関係を見出していく必要が出てきますね。