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ノア式予習シリーズ学習法 5年算数 食塩水の濃さの公式は3つも覚えるな!

中学受験生のみなさん、こんにちは。
今日は、食塩水の問題について、基本を確認しましょう。
 
まず、食塩水の濃さの公式は、
 

font size=6 color=red>割合の3公式や速さの3公式と同じで、3つあります。
 

     濃さ = 食塩の重さ÷ 食塩水
     食塩 = 食塩水 × 濃さ
     食塩水 = 食塩 ÷ 濃さ
 
ですが、中学受験ノアでは、「3つ覚えろ」とは教えていません。
 
中学受験では、覚えることが非常にたくさんあります。
 
社会や理科では、単語自体を忘れてしまったらアウトなので、
 
算数ではできる限り覚える知識はしぼる
 
ことが求められます。
 
なので、割合=部分÷全体を踏まえて、
 
濃さ=食塩の重さ÷食塩水
 
にしぼって、まずは覚えていきましょう。
 
(この公式だけで食塩水の計算ができるようになったあと、
 
さらにスピードを求めて、ほかふたつの公式を覚えるのはアリです。)
  

それでは、具体的に問題をみていきましょう。

問題 
➀ 180g の水に20g の食塩をまぜると、食塩水の濃さは何パーセントですか?
  
まず、何がわかっていて、何が求まっていないのか、
与えられた条件を整理する
 
ことが大切です。
 水=180g
 食塩=20g
 
ですが、食塩水は何gかわかっていません。
そこで、
  
食塩水=食塩+水
 
と、頭に入れてください。
 
つまり、食塩水=180g+20g=200g
 
ですね。すると、
 
食塩水=200g
 食塩=20g
 濃さ=不明
 
といえます。 
  
ここでさきほどの公式にあてはめれば、
 濃さ=20÷200=0.1
 
となりますね。
 
ここで、割合の基本ですが、

こたえは0.1%ではありません。

百分率に直すには、濃さはしっかり100倍してあげてください。
 
0.1✕100=10%ですね。 
 
もう一題みていきましょう。
 

➁ 20% の食塩水150g に含まれる食塩の量は何グラムでしょうか?

  150 × 0.2 = 30

  つまり、30g