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ノア式予習シリーズ学習法 6年国語 からだの一部を使った慣用句

からだの一部を使った慣用句です。
 
体の部分を使った慣用句はとても多いです。
 
それぞれ体の部分の機能から考えると、意味も連想しやすいものが多いですから、しっかりとマスターしていきましょう。
 
「この品物はあなたのような目の利く方にこそ差し上げたい。」
 
「目が利く」という慣用句ですね。
 
「利く」という言葉は、本来の効果を十分に発揮するというような意味で使われます。
 
「目が本来の効果を十分に発揮する」というと、「よく見える」ということのように思われますが、ここでは物理的にただ見るだけではありません。
 
「ものの善し悪しがよく分かる」という意味ですね。
 
物理的に見るという意味を超えて、分かるというような意味に発展しています。
 
本来の意味から新たな意味が見出された形の慣用句でしょうか。
 
それでも、「目が利く」と言われれば、よく見ることができる → 善し悪しが分かる と連想はしやすいですね。
 
また、「目利き」という言葉もありますね。
 
「目が利く」という慣用句から名詞になった形かもしれませんね。