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ノア式予習シリーズ学習法 6年国語 弱者のトップになるか強者の最下位になるか

ことわざの問題です。
 
ことわざは、じっくりと言葉をかみくだいて読み込んでいくと意味が推測できるという場合がありますね。
 
「鶏口となるも牛後となることなかれ」
 
「鶏口」とは何か。鶏の口とは鶏の頭のことを指すようです。
 
つまり鶏の群れの中でトップになるということですね。
 
鶏は劣ったものの集団のたとえとして使われています。
 
一方で優れたものの集団のたとえとして使われているのが牛です。
 
「牛後」つまり、牛の集団の中で後ろの方に位置しているということですね。
 
たとえ優れた集団の中にいても後方に位置しているならば、劣った集団の中でトップにいる方がよいということを表していることわざですね。
 
似た意味を表すことわざです。
 
「一寸の虫にも五分の魂」
 
小さなものにも尊い命があるということですね。
 
寸とは昔の単位でしょう。一寸とはとても小さいとイメージしましょう。
 
五分。これは大きなもののイメージですね。一寸と対になっていると考えましょう。
 
反対の意味のことわざです。
 
「寄らば大樹の陰」
 
弱い者に頼っても仕方がない、頼るなら強い者を、ということですね。
 
このことわざも、言葉をかみくだいて解釈していくと、意味を推測することができますね。
 
このようにことわざは、一度その意味をとらえておくとなかなか忘れづらいものが多いです。
 
しっかりと覚えて得点源にするとよいですね。