ノア式予習シリーズ学習法 6年国語 随筆文の読解

中学受験の国語においては、
これまでは、ほとんどの学校で、
物語文と説明文の長文が出題されていましたが、
近年においては、随筆文の出題もかなり多く目にするようになりました。
随筆文とは、筆者の体験や読書などから得た知識をもとに、
それに対する考えや感想を書いた文章のことです。
つまり、みなさんが学校で書く作文も
この随筆文の形式にあたるものです。
随筆文を読解するときに最も大切なことは、
出来事(体験)と考え、感想を分けて考えることです。
そして、こんな出来事から、こんな風に考えたという
因果関係を明らかにすることです、
随筆文は、説明文とは違い、言葉も分かりやすいし、
物語文のように、さほど多くの人物も登場しません。
その代わりに、作者がどのような個性の持ち主なのか、
どのような考えを元に書いているのかを
理解することが大切です。
随筆文は、形態が自由ですが、そこに筆者の個性が表れています。
この部分をしっかり念頭に置いて読み進めて下さい。