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中学受験専門プロ個別指導塾ノア 5年算数 四分円と半円が重なった面積

四分円(扇形)とその中に半円形を二つ一部を重ねて書いたものです。斜線部分の面積は、
 
何平方センチメートルですか。
 
図を見るとこのままでは面積の計算が難しいので、この図形に補助線を入れて
 
等積移動をさせて面積の計算を簡単にします。
 
まず、四分円(扇型)の半径の長さ分の線と円周との接点の端から端まで補助線を
 
引く、そして四分円(扇形)の中心に接するレンズ型の交点に中心線を引く。
 
そうすると、二分割されたレンズ型は、補助線を引いた空白部分に収まる。
 
なぜならば、四分円(扇形)内の半円形は、それぞれ四分円(扇型)の半径の
 
二分の一を半径とする半円形であり、90° に交差する直径の半円形であるから、
 
この二つの円周の交点はこれらの円周の中心点同士である。
 
従って、この図形の補助線は、半円形の直径に当たる直線と直角二等辺三角形を
 
作る。つまり、このレンズ型を二分割した面積と補助線を引いて出来た空白部分の
 
面積は等しいと云える。
 
この扇型の半径を8㎝ とすると、斜線部分の面積は、以下の式で求められる。
 
8 × 8 × 3.14 ÷ 4 - 8 × 8 ÷ 2 = 18.24
 
斜線部分の面積は、 18.24㎠ である。