ノア式予習シリーズ学習法 6年国語 ことわざと慣用句の違い
中学受験の語句の知識において、
必ず覚えなくてはならないのが、ことわざと慣用句ですね。
しかし、この、ことわざと慣用句の違いを正しく理解しているでしょうか?
ことわざとは、古くから語り継がれてきた、昔の人の生活の知恵や、
生きていく上で大切な教えを、短い文章で表現したものです。
そして、このことわざの中には、反対の意味を持つものも存在します。
例えば、「善はいそげ」ということわざに対し、
「急いては事を仕損じる」というのもあります。
つまり、善い行いはすぐに実行しようというものに対し、
何事もあせって実行すると失敗する。というものですね。
このように、一つの行いに対しても、様々な見方があるのが、
ことわざの面白さでしょう。
これに対して、慣用句とは、
二つ以上の言葉が結びつく、全く異なる意味を持つものを指します。
慣用句には、体の一部を表現したものが多いのも特徴です。
例えば、「足が棒になる」という慣用句があります。
これは、歩くすぎて足が疲れたことを意味します。
本当に足が棒になるわけではありませんよね。
このようなことわざと慣用句の違いを正しく理解し、
知識を深めていってください。