ノア式予習シリーズ学習法 6年社会下 有名校対策 第6回 文章を読み解く問題1 練習問題1 解説その2

では、問3です。
衆議院の優越が認められるもの、きちんと覚えていたでしょうか。
正解は、イとエです。
オの憲法改正の発議では、衆議院の優越が認められないことに注意。
衆議院で決めたことが優先される場合がイとエのほかにあと2つあります。
きちんと言えますか?
予算の議決と内閣総理大臣の指名です。
条約の承認、予算の議決、内閣総理大臣の指名で衆議院と参議院で異なる議決を
した場合、必ず、両院協議会を開きます。両院協議会で意見が一致できない時、
衆議院で決めたことが国会で決めたことになります。
法律案を衆議院で可決し、参議院で否決した場合、衆議院で出席議員の3分の2以上
の賛成で再可決すると、衆議院で決めたことが国会で決めたことになり、法律と
なります。
また、衆議院でだけできることが2つあります。
予算の先議と内閣不信任の決議です。
衆議院の優越が認められる理由もきちんと覚えてください。
衆議院は参議院よりも議員の任期が短く、解散もあり、政治に対する国民の意見を
より強く反映すると考えられているためです。