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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 心情を表現した言葉

物語文の登場人物の心情を表現する言葉について考えてみたいと思います。
 
登場人物の気持ちは、表情や動作によって表現されている場合が多くあります。
 
この場合、前後をしっかり読めば、
 
プラス感情なのか、マイナス感情なのかは分かりますが、
 
細かい心情が、言葉が理解できないという理由で
 
読み取れないというケースを多く耳にします。
 
例えば、「ふにおちぬ顔」というは、どのうよな表情なのでしょうか。
 
選択肢には以下の四つがあります。
 
ア 驚いてとまどう表情
 
イ 意外なことに茫然とする表情
 
ウ 疑り深く不安げな表情
 
エ 不思議で納得のいかない表情
 
ふにおちないとは納得できないという意味ですね。
 
選択肢はすべて、マイナス感情のものなので、絞り込みずらいと思います。
 
「ふにおちない」とは「納得がいかない」という意味になりますので、
 
正解は、エ 不思議で納得のいかない表情となります。
 
ここでは、ア「とまどう」イ「茫然とする」ウ「不安げな」
 
という部分が適切ではありません。
 
このような場合「ふにおちない」という言葉の意味を正しく理解していれば、
 
すぐに選択肢がしぼりこめると思いますが、
 
言葉が分からなかった場合、前後をもう一回詳しく読み、心情を理解しなくてはなりません。
 
このように、言葉の知識は、理解していると、素早く答えを導き出す、
 
スピードアップにもつながります。
 
語彙を豊富にすることが国語の得点源でもあることを覚えておいてください。