ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 指示語は直前の文をたどる
中学受験の説明文の問題において、
様々な学校でひんぱんに出題されているのが、指示語の問題です。
指示語とは「これ」「それ」「あれ」「どれ」といった言葉が
どの部分を指し示しているのかを考える問題ですね。
「こそあどことば」とも言いますね。
指示語の基本は、直前の文章をたどっていくということです。
そして、直後の言葉にも注目してください。
文章を例に挙げて考えてみたいと思います。
「動物と植物の間にひとつの安定したしたシステムがあったのに
それがどんどん崩れていく流れに向かってしまうわけです。」
(5年上第6回基本問題)
この文章のなかの「それ」が指し示す内容を考えていきます。
直前の文を意識して、何が崩れていくのか考えます。
すると、「システム」が崩れるということがわかりますね。
この「システム」がどのようなシステムなのか考えてみると、
「動物と植物の間にある安定したシステム」だということが分かります。
このように、まず、指示語が指し示している言葉を直前から見つけ出し、
その言葉を詳しく説明することが大切です。
指示語の問題は、上位校になると、
単純な抜き出し問題ではなくなってきますので、
このような手順で正しく、詳しく記述できるようになりましょう。