ノア式予習シリーズ 5年国語 同じ意味の慣用句、ことわざ

中学受験の国語の問題において、
知識としてかならず頭にいれておいて欲しいのが、
慣用句とことわざです。
これらは、漢字語句の問題のみでなく、説明文や物語文の中にも
ひんぱんに使われ、正しい意味を知ることにより、
内容をより深く理解することが出来ます。
以下の問題を例に挙げて考えてみましょう。
「踏んだり蹴ったりになる」と意味のよく似ていることわざを
次から選び記号で答えなさい。(5年上第6回基本問題)
ア 飼い犬に手をかまれる
イ 身から出た錆
ウ 泣きっ面に蜂
エ 背に腹はかえられぬ
知識のある受験生であれば答えが「ウ」ということは分かりますね。
しかし、これらのことわざを知らなくても、
言葉の意味から推測してみると、
「踏んだり蹴ったり」は、踏まれた上に蹴られてします。
これと、同じように考えると、
「泣きっ面に蜂」も泣いているのに蜂に刺されてしまう。
という状況が想像できますね。
このように、言葉からどのような状況であるのかを想像すると、
似た意味の言葉が理解できるようになります。
ですので、慣用句、ことわざの問題で、
たとえ知らない言葉であったとしても、その状況を想像してください。
そこから、正解につながる場合も多くあるのです。