ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 論説文の特徴と読み方
中学受験の国語において最も重要な、
論説文の読み方について考えてみたいと思います。
論説文とは、筆者が自分の主張を分かりやすく
順序よく説明している文章のことです。
もちろん、順序よく説明しているので、
論説文がどのような内容で構成されているかという型を理解できれば、
内容を正しく把握することができます。
論説文の内容は、全体に対して大きく三つに分けることができます。
・筆者の主張が書かれている文。
これは、文章の中で筆者が一番言いたいことであり、
論説文の中で最も重要な部分です。
・事実が書かれている文。
これは、筆者の主張に対して、一般論の事実を挙げ説得力を持たせるものです。
これは、さほど重要ではありません。
・具体例が書かれている文。
これは、筆者の主張を分かりやすく説明するために、事例を挙げているものです。
「たとえば」という接続語に注目しましょう。
この部分は、文章の要旨を把握するためにはさほど重要ではありませんが、
問題を解くうえでは重要な部分と考えておきましょう。
このように論説文では、筆者の主張が書かれている文章がなにより重要になります。
文章を読むうえで、「どこに筆者の主張が書かれているのか」
と考えながら読み進めていくようにしましょう。