ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 物語文 気持ちを推理する

中学受験の国語における物語文の読解において、
文章を読み進めていく時、一番注意すいなくてはならないのは、
主人公の気持ちの変化です。
物語文は、一つのことを詳しく説明する説明文と違い、
物語の核となる主人公の気持ちが、様々に変化します。
つまり、一段落目と最後の段落において、
主人公の気持ちは全く別のものであって、
クライマックスの心情に至るまでも、
場面ごとに細かく変化しています。
このような気持ちの変化には、もちろん原因があるのであり、
どのような出来事から、気持ちが変化したのかという因果関係を
正しくとらえることが何より重要になります。
また、主人公の「表情」「言動」「態度」から
どのような気持ちでいるのか推理できるようになりましょう。
まずはプラスの感情なのか、マイナスの感情なのかを考えることが大切です。
そして、物語文の設問には、「どのような気持ちでしたか」とありますね。
この場合には、どのような出来事から気持ちが変化したのかという
因果関係を正しく書き、「~の気持ち。」と
設問で聞かれたことに対して正しく答えるようにしましょう。
国語に苦手意識を持つ受験生にとって30字以上の記述問題は
苦痛に感じられるかもしれませんが、
このように、因果関係を正しく書き、どのような気持ちなのか
という文章の型をしっかり覚えてしまえば、
記述問題の苦痛は必ずなくなります。
記述は苦手だから後回しにしようではなく、
正しい型を覚え、パターン化させて考えるようにしましょう。