ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 文章全体の組み立てを考える

中学受験の国語に出題される論説文のような
説明文的な文章を大きく意味段落に分けると、
論理的つまり、分かりやすい文章ならば、
次のような文章の組み立ての基本パターンに分類することができます。
「頭括型」(とうかつがた)
はじめの意味段落で話題を提示し、筆者の意見をまとめています。
「尾括型」(びかつがた)
はじめの意味段落で話題を提示しますが、
筆者がどのような意見であのかは書かれていいません、
筆者の意見をまとめた形で、最後の意味段落で提示します。
「双括型」(そうかつがた)
尾括型と同じように、はじめの意味段落で話題を提示し、
筆者の意見もまとめていますが、
これを、最後の意味段落でも繰り返しまとめています。
筆者の伝えたい意見を繰り返すことにより、
主張に説得力を持たせることができます。
このような基本パターンを頭にいれていくことにより、
どの部分の内容を中心にとらえていけばいいのかが明らかになり、
短時間で文章の内容を正確に把握することができます。
また、この三つの基本パターンの名称は、
この先、大学受験まで通じて使えるものでもありますので、
しっかり知識として頭に入れておきましょう。