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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 随筆文の読み進め方

中学受験の国語の問題においての長文読解は、
 
物語文、説明文(論説文)が頻繁に出題されていますが、
 
近年、随筆文を出題する学校が増えてきました。
 
随筆文とは、筆者が見たり聞いたりしたこと、
 
または、経験したりしたことなどの事実を題材にして、
 
形式にとらわれず、自由に意見や感想を書き記した文章のことです。
 
つまり、中学受験生が学校で書いている作文や読書感想文も
 
この随筆文の仲間であると言っていいでしょう。
 
また、随筆文がエッセイなどとも呼ばれています。
 
自由に書き記した文章であることから、
 
取り上げる話題によって、様々な文章形態があります。
 
読み進めるにあたって最も大切なことは、
 
筆者の経験(事実)と、意見や感想とに分けて考え、
 
筆者がどのような考えを持っているのかを正しく理解することです。
 
文章全体の要点は、筆者の考えにあり、
 
この部分が問題で聞かれることが多くあります。
 
このことを忘れずに、どのような事実を通じて、
 
どのような考え(感想)を持ったのかという
 
因果関係を明らかにするようにしましょう。
 
また、随筆文は、説明文(論説文)に比べ、
 
語句も比較的易しく読みやすい内容になっていますが、
 
筆者の性格や個性が、おのずと文章で表現されているものが多いので、
 
この部分に注目しどのような人が書いているのかということを
 
頭で理解しながら読み進めていくと、
 
より正しい内容を把握することができます。