ノア式予習シリーズ学習法 6年社会下 有名校対策 第8回 統計資料を読み解く問題2 練習問題3 解説その3
最後に、問4です。
円グラフIの韓国・朝鮮の人々の割合が非常に高いです。
これは、朝鮮半島が日本の植民地だった時代に移住したり、太平洋戦争中に
労働者として連れてこられたりした人々の子孫が多く住んでいるからです。
戦前(昭和20年まで)、阪神工業地帯が日本一の工業地帯でしたから、
Iが大阪とわかります。
これで、選択肢がアかエにしぼられました。
円グラフを見てみますと、なぜか、④(群馬県)の円グラフがでています。
ブラジル人の割合が高いですね。
ブラジルには約150万人の日系人がいます。
日系人は日本の工場で働くことができるため、日本に移り住んで働く人が
多く見られます。
群馬県には、自動車生産がさかんな太田市があり、ブラジル人の割合が
高くなっています。
円グラフHはブラジル人の割合が高いですね。
愛知県には自動車生産で世界的に有名な豊田市があります。
そこで働くためにブラジルから移り住んできたブラジル人が多いと
考えられます。
したがって、Hが愛知県とわかります。
これで正解が決まりました。
正解はアです。
これで第8回の練習問題3の解説をおわります。