ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 随筆文読解テクニック
中学受験の国語における随筆文の読解においては、
時としては、物語文的な読解テクニックが必要な場合があります。
これは、随筆文の内容にもよるのですが、
筆者が子どもの頃や、昔を振り返り書かれているものには有効です。
なぜなら、このような随筆文には、筆者の心情が中心的部分であり、
この心情を情景描写などで、強くアピールする場合があるからです。
これに対して、現在の社会の問題について
筆者がどのような考えを持つのか書かれている随筆文に対しては、
論説文のように接続語と指示語から出来事と体験を分けて考え、
要旨をとらえることが重要になってきます。
このように、随筆文には、物語文的なものと、
論説文的なものを分けて考えるといいでしょう。
また、物語文的な随筆文は、その時代背景を正しく理解することにより、
筆者の心情をより強く理解することができます。
それに対して、論説文的なものは、
現在の社会の状況にたいして強い関心を持っていると、
より深く内容を理解することができます。
このように国語の読解には、普段受験生がどのようなことを考え、
どのような意識でいるのかも、大きく関わってきます。
中学受験の国語においては、精神年齢の高さも大きく関係してきます。
自分中心の考えではなく、世の中の人がどのような考えをもっているのか
客観的に考える思考を持つことができると、
偏差値を飛躍的にアップすることが出来るでしょう。