ノア式予習シリーズ学習法 ５年国語 問題文をじっくり読む
中学受験における物語文、随筆文の読解においては、
本文の内容以上に、問題文の内容をじっくり読み、
注意深く、何について聞かれているのかを考える必要があります。
基本的な部分では、「どのようなことですか。」と聞かれた場合には、
「～こと。」と記述しなければなりませんし、
「どのような気持ちでしたか」と聞かれた場合は、
「～の気持ち」と書き、その時の気持ちがプラスの心情なのか、
マイナスの心情なのかを考え具体的な表現をしなくてはなりません。
そしてその気持に至った原因をたどり、
因果関係の正しい文章にしなくてはなりません。
このように問題文を読み、どのようなパターンで記述すればよいのかを考え、
その上でどの部分に注意して読み進めればいいのか考えるようにしましょう。
物語文に関しては、登場人物と、その人間関係、
そして、それらの心情が場面ごとにどのように変化していったのかが
重要になります。
また、随筆文においては、筆者がどのような体験をして、
それについて、どのような考えをもったのかという
因果関係を明らかにすることです。
この部分をしっかりと頭に入れ、
問題文で聞かれていることと一致できれば、
時間のロスもなくなり、すらすらと問題を解くことができます。
また、本文に比べて、問題文は短い文章であるにも関わらず、
重要な部分を見落としがちなものです。
国語の基本は、聞かれていることに対して正しく答える
というものですから、このようなケアレスミスをなくすためにも、
問題文の内容をじっくり、注意深く読むようにしましょう。
